ダイライト構法

ダイライト構法とは

世界特許の新素材「ダイライト」は、自然界のある未使用資源を使用した地域に優しい素材です。この「ダイライト」を在来軸組工法の外壁と内壁の下地に用いることによって、なんと壁倍率が5.0倍(*1)の高強度、高耐力の壁構造になります。だから、筋交いを使わなくても地質や台風に強い、丈夫な家を建てられるのです。しかも、どんな形状の敷地でもOK。間取りの自由度も広がります。

壁倍率5.0倍とは

壁倍率とは地震・台風などにより、外壁に加わる水平方向の力に、壁自身が抵抗する能力の大きさを表したもので、数値が大きいほど強度が高くなります。ダイライト構法は外壁下地には木造軸組壁で業界初となる壁倍率3のダイライトMS(12mm厚)、さらに内壁クロス下地には壁倍率2のダイライトMK(12.5mm厚)を使用し、合計壁倍率5という公的に認定されている最高値にあたる強度を実現しました。

ダイライト構法のメリット

夏涼冬暖の快適生活

通気性を高め断熱材の性能を向上。夏涼冬暖の快適な住まいをおとどけします。透湿抵抗値が低いダイライトMSで外周を覆う通気構法が標準となります。このため壁体内の結露を抑え、土台や柱の腐朽を防止し、丈夫な住まいを長持ちさせます。さらに筋交いを使わない為、断熱材の施工ムラが防げ、夏涼冬暖の快適な住まいを造ることができます。

さまざまな敷地形状に対応する自由設計の住まい

高耐力の壁構造だから様々な敷地の形状に対応。十分な耐力のあるダイライト構法では、耐力壁をバランスよく配分することで、斜型敷地、都市型狭小敷地など、様々な敷地形状に対応することが可能です。

間取りの自由度が広がります!

ライフスタイルに合わせて個性的に。間取りの自由度が広がります。ダイライト構法では住まい全体を高強度な壁で包んでいるため、内部に耐力壁を設けなくても十分な耐震性を得ることができます。そのため住居内の間仕切りのレイアウトの自由度が向上、場所や数、そして長さを自由にレイアウトして、個性豊かな間取りにフレキシブルに対応します。

光と風の開放的な住まいを実現

豊富な開口部を設け、光と風の開放的な住まいを実現します。外壁+内壁=壁倍率5.0倍という画期的な工法のため、少ない耐力壁量で強度を確保。窓などの開口部を増やしたり、大きくしたりすることが可能で、採光性に優れた居住空間を作ることが可能となります。

純和風を意識した住まい

3階建ての1階にも本格的な真壁の和室を設けることが可能です。高強度の耐力壁、ダイライト構法だから縦長の住宅プランや3階建ての住宅プランでも、本格的な真壁の和室を容易に作ることが可能。二世帯同居や和風のインテリア嗜好にも幅広くお応えします。

将来の間取り変更(リフォーム)も容易

住居内に耐力壁が少ないため、将来の間取り変更も容易。最初に造った間取りも年月を経ればアレンジしたくなるものです。室内の壁に耐力壁が少なくてすむダイライト構法なら、しきりの変更も容易。家族構成・ライフスタイルの変化による室内レイアウトを手軽に再構築することができます。

高い防火性

万一の場合にも安心。高い防火性を実現しました。ダイライトMS(12mm厚・準不燃認定材料)とサイディング(準不燃)の二重の防火材料で住宅の外周を覆うことで、住宅全体の防火性を高めました。また万が一外装材が欠落しても、火災に強いダイライトMSが構造材への延焼を防ぎます。

新素材ダイライトの特性

ダイライト構法の優れた性能を実現する新素材「ダイライト」の特性

類のない高強度を実現

軸組工法で壁倍率3.0、枠組み工法で3.5の認定をダイライトMSが取得。木材並みの軽さ(比重0.7)の無機質素材では類がなく、構造用合板(特類)と同レベル以上の高強度を実現。地震や台風を想定した大きな力が加わっても壁対の変形量がきわめて少なく、高い耐震性を発揮します。

防火材料として認定

ダイライトFは不燃認定を取得しています。キッチン廻りなど、火を使う空間の内装材に適しています。またそのほかのダイライトも、すべて準不燃材料として認定されています。

腐れにくく白ありも防ぐ

6ヶ月にも及ぶ土中埋没試験においても、ダイライトは腐れに強く、強度劣化もほとんど起きないことが確認されています。また、白あり食害試験では、白あり植付け3週間後の白ありの死亡率は約90%無機質エンジニアリングパネルならではの高い防蟻性能が実証されました。

健康に配慮

ダイライトは発ガン性のあるアスベストを一切使用していません。また、異臭やアレルギー体質への影響が懸念されるホルムアルデヒドも、バーチクルボードや繊維板に適応されるJIS.Eoの放散量基準を大幅にクリア。人と環境に考慮した材料です。